指定感染症に指定されたCOVID-19による新型肺炎は、唾液並びにエアロゾル（目に見えない微少な霧状の粒子）からの感染が指摘されています。歯科治療において、唾液は直接触れなければなりませんし、このエアロゾルは多くの歯科治療機器によっても発生させます。

　したがって、万が一ゲストのお一人に無症状の感染者がいらっしゃった場合、必要十分な防御体制をしない限り、クラスターを発生させる可能性はゼロではありません。

　通院中のゲストの皆様には大変ご不便をおかけしますが、以下当院の治療体制について説明させていただきます。

 

1. ホテル内に設置されていますので、原則、帝国ホテルプラザの方針に従います。

2. 切削器具であるエアータービン、クリーニングで用いる超音波スケーラーやエアーブローは、今後、完全な防御服、防御マスク、エアーシールド等の防御体制が整うまではこれらを用いた治療やクリーニングは中止しています。（医療従事者を守るこれらの装備が整い次第、順次開始いたしますが、それまでは不要不急の治療やクリーニングはお待ちください。）

3. エアロゾルを発生しない矯正治療中のゲストの皆様の治療は５月より再開いたします。

4. それ以外の治療に関しては、防御体制が整い次第再開する予定です。

   しかし、現在、新型肺炎感染者の治療に直接当たっている医療従事者の方々の防御装備すら不足している現時点では、最前線の治療に当たっている方々を優先しなければならないことをご理解ください。

5. 現在治療中の方で、痛みや補綴物にトラブルが発生した方の応急処置に関しましては、secretary3@dubois.jp　にお名前、連絡先、並びに詳細をご連絡ください。担当医に連絡の上、ご連絡させていただきます。

6. 当院のゲストは、全員予防プログラムをお受けいただいていますので、家庭でのケアを十分に行っていることで、口腔内疾患のみならず、誤嚥による肺炎の予防できます。結果的にコロナ感染対策としても重要です。

7. 尚、当院は2002年に発生したSARS(重症生呼吸器症候群)の対策として、すでに、ウイルス、細菌、浮遊粉塵を完全に除去してクリーンな治療エリアを作るクリーンエアがオペ室に２台設置されているほか、口腔外に発生したエアロゾルを吸引する口腔外バキュームを完備していますので、医療従事者の防御用装備さえ入手できれば治療再開できますので、今しばらくお待ちいただけますよう、ご理解の程、よろしくお願いいたします。