デュボワのパブリックエデュケーション活動

『歯科』からはじまる『医科』 --進化論に基づく医療理念--

2014年2月26日

-エジソンは1万年前に匹敵する生活に変化を与え、病気も生み出した-

 19世紀の産業革命は12月31日午後11時59分58秒と、たった2秒前の出来事です。食品の精製技術が高まり、白米、精糖、小麦等の精製度が上がり、多くのいわゆる「白もの」の炭水化物を作り出しました。ビタミンやミネラル、あるいは食物繊維、酵素、そしてフィトケミカルなどのからだに必要な多くの栄養素を含む殻の部分をすべて取り除いて、美食を追い求め始めました。タンパク質に次いでこれらの栄養素の不足が始まり、20世紀初頭には、近代食移行に伴う多くの病気が出現しました。私たちが歯列矯正をしなければならない不正咬合の原因もこの近代食への移行に端を発しているのです。  そして、100年前、エジソンによって電球が発明されることにより、私たち現代人の生活は豊かにより快適に大きく様変わりすることになります。一方で、現代人の生活サイクルは、私たち生命が誕生以来進化し続ける背景にあった「太陽からの明かり」だけの生活、つまり、「夜が開けたら活動し、日が沈んだら寝る」という生活サイクルから一変してしましました。 例えば、健康な人でも1日に約5000個の癌細胞が出来上がっていると言われていますが、そのすべてをリンパ球が食い殺しているので健康でいられるのです。しかし、このリンパ球を作り出している胸腺は必ずメラトニンを必要としています。このメラトニンは脳から出る「快眠物質」とも言われていますが、このメラトニンが脳から排出されるときの条件、いわばスイッチのようなものが3つあることがわかってきました。1番目の条件は、「朝7時までに起床すること」、2番目は、「夜10時から深夜2時の間は就寝していること」、そして3番目は、「すべての光を遮断して暗室で寝ること」です。 日の出とともに起き、光のない真っ暗なところで、しかも夜の10時から深夜の2時の間にメラトニンは脳から排出されるのです。深夜作業の多いヒトはメラトニンが少なく、胸腺からのリンパ球の生産が減り、がんになり易いというわけです。 私たちのからだの設計は、すべて「地球環境や宇宙との関わりを踏まえながら進化の過程で創造されてきたのだ」ということがよくおわかり頂けたと思います。 このように、私たちの生活を一変させたエジソンですが、将来を予言した言葉を残しています。
『The doctor of the future will give no medicine, but will interest his patient in the care of human frame, in diet and in the cause and prevention of the disease.』
Thomas A. Edison (1847-1931)
『未来の医者は、薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療するであろう。』
トーマス・エジソン

-歯科医療のビッグバン-

 このように進化の過程を辿っていくと、如何にして私たち人類の"からだ"が出来上がったのかということがご理解頂けたと思います。大切なのは、多細胞生物の誕生とともに、最初に口が出来たという事実です。同時に、進化の過程には「病の起源」を見いだすことが出来ます。裏返せば、「健康を育む糸口」が見えてくるということです。 口腔は内蔵の最先端露出部位でありながら、歯科医学だけでは解明できていないまだまだ多くの謎があります。そしてその謎は、「歯科」領域だけでなく、「医科」領域で扱う多くの病気の"鍵"をも握っている可能性があります。そしてその"鍵穴"に相当すると思われるのが「病の起源」にまつわる"進化の過程"なのです。 専門化が進んだ現代の医療は「歯科」と「医科」はそれぞれ独立していて、それぞれ"病を治す"医療の形をとっています。 "健康を創る"医療の形をとるために、DUBOISは「歯科」を中心とした「医科」領域の様々な疾患の予防に取り組む模索がここに始まりました。


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